三田明さん、デビュー60周年記念コンサートで再び脚光を浴びる

三田明さんは、1963年に20歳で日本ビクターからデビューし、瞬く間に日本の音楽シーンで注目を集めました。彼はその若さと歌声で、NHK紅白歌合戦に6年連続出場するなど、当時の「御三家」と呼ばれるスターたちに迫る人気を誇った実力派歌手です。

1972年 日本航空351便ハイジャック事件

しかし、三田さんの人生は順風満帆ではありませんでした。1972年には、日本航空351便ハイジャック事件に巻き込まれ、命の危険にさらされる事態となります。同じ便には先輩のエミさんも搭乗しており、この事件は多くの人々に衝撃を与えました。

1979年 火傷事故とその後の苦難

さらに1979年、鍋の油による火傷事故で顔に大きな傷を負い、死亡説が流れるほどでした。しかし、医療スタッフの懸命な治療により回復し、再び音楽の世界へと歩みを戻しました。この事故は彼の人生を大きく変える出来事となりました。

事務所の倒産と負債

その後、所属事務所の倒産により1億5000万円の負債を背負い、全財産を差し押さえられるという苦境にも見舞われました。それでも三田さんは、その後の人生を前向きに生き抜き、音楽活動を続けました。

60周年記念コンサートと新曲

現在、77歳を迎えた三田明さんは、デビュー60周年を記念して、記念コンサートを開催し、新曲をリリースするなど、再び歌手として注目を集めています。かつてのライバルたちとのコンサート活動を通じて、再び歌手として脚光を浴び、その音楽は今も多くのファンに愛されています。

三田明さんのこれまでの波乱万丈な人生と音楽活動は、今後も多くの人々に感動を与え続けることでしょう。