メッツ移籍ソトの破格契約に殿堂入りOBが苦言…「翔平の凄さが分かっていないよ」大谷の今季活躍で語った比較に米国メディアも注目【最新/MLB/大谷翔平/山本由伸】

メッツに移籍した外野手ソトの破格契約に対し、MLB殿堂入りのレジェンド、チッパー・ジョーンズ氏が苦言を呈しました。ジョーンズ氏は、「翔平の凄さが分かっていない」とし、ドジャースの大谷翔平選手との比較を行いました。

ソト選手は、今月11日にメッツと15年総額7億600万ドル(約118億円)の契約を結び、これにより大谷選手の持つ10年総額7億ドル(約1050億円)の契約を上回る歴史的な金額となりました。ジョーンズ氏は、ポッドキャストに出演し、現在の野球界で「世代最高レベル」と称される選手について疑問を呈し、本当にその称号にふさわしいのは大谷選手であると主張しました。

大谷選手の特異な才能、すなわち打者としてだけでなく投手としても際立った能力を持つことは、野球界における新たな価値観をもたらしています。元ヤンキースの守護神、マリアノ・リベラ氏も「大谷選手のような選手は見たことがない」と彼の二刀流の重要性を強調しました。

さらに、元ヤンキース監督の上通り氏は、チーム戦略における大谷選手の影響力を評価し、彼の存在が単なる成績以上の価値を持つことを指摘しました。米国メディアも、大谷選手が打者と投手の両方で圧倒的なパフォーマンスを見せる中で、彼の市場価値が特殊であることを認識しています。

一方、ソト選手の契約金額は驚異的ですが、彼の成績や若さが評価される一方で、大谷選手の真の価値は従来の基準では測れないとされています。大谷選手が後に契約を結んでいれば、さらに大きな金額になっていた可能性もあり、今後の評価基準の見直しが求められています。

このように、大谷翔平選手の存在は野球界における新たな時代の到来を示唆しており、彼の影響力がいかに特別なものであるかを再認識させる出来事となりました。