フジテレビの人気番組「逃走中」の撮影現場で、住民とのトラブルが発生し、制作会社が謝罪する事態になりました。3月2日、東京都内のマンションが立ち並ぶオフィス街において、撮影中のスタッフが道路を占有し、住民の出入りを妨げていたことが原因です。
現場には230人のスタッフが集まり、撮影機材が置かれていたため、住民の男性が自宅に戻れない状況となりました。彼は撮影スタッフに対し、道路使用許可を確認したところ、100メートルほど使用する場所が指定されていたと説明されました。しかし、住民はその説明に納得せず、警察に通報することを決意しました。
警察官が現場に駆けつけ、警告を行った結果、制作会社の責任者が住民に謝罪しました。住民は自身のSNSで、「撮影で私の家の入り口を塞ぎ、敷地を勝手に使われた。メディアの傲慢さを実感した」とのコメントを投稿しました。
このトラブルを受け、制作会社は警察からの指導に従い、今後の撮影に関する許可書の改善を約束しました。住民からは、同様の苦情が多数寄せられており、制作側の横暴な対応に対する批判が高まっています。
フジテレビの「逃走中」は、視聴者に人気の番組でありながら、制作現場でのトラブルが報じられるのは今回が初めてではありません。テレビ制作における住民への配慮の欠如が問題視される中、今後の改善が求められます。