今季7勝目を挙げた菅野智之投手が、恩師である長嶋茂雄さんに感謝のメッセージを送った。菅野選手は6月3日(現地時間)に行われたマリナーズ戦で、7回を投げて5安打1失点、5奪三振という圧巻の投球を見せ、今季5勝目を飾った。特に6回には無死12塁のピンチを迎えながらも、強打者ロドリゲスを三振に仕留め、無失点で切り抜ける冷静さを見せた。
試合後、監督代行は「彼はまさに最高の仕事をしてくれた」と称賛し、菅野選手の存在がチームにとっていかに重要であるかを強調した。今季の彼は、すでにクオリティスタートを6度も記録し、安定した投球を続けている。さらには、菅野選手に対するトレードの噂も浮上しており、シカゴカブスやロサンゼルスドジャースなど、プレーオフ進出を狙う有力チームが彼の獲得に興味を示しているという。
菅野選手自身は、長嶋監督に感謝の意を示しつつも、今後の自身の進路については謎が残る。彼のトレード候補としての名前が挙がる一方で、監督代行は「友を手放すなんて考えられない」と明言し、菅野選手がチームにとって欠かせない存在であることを強調した。
果たして、菅野選手はボルチモアでキャリアを続けるのか、それとも名門球団の一員としてポストシーズンの舞台に立つのか、今後の動向に注目が集まる。日本のファンも彼の活躍に期待を寄せており、次なる一歩が待たれる。