渋谷区にある自宅で亡くなった歌手で俳優の中山美穂さん。中山さんは生前、幼少期について語ることが少なかったといいます。 1970年に長野県で生まれ、3歳の時に両親が離婚。それ以降は母子家庭で育ち、親戚の家で過ごすことが多かったそうです。 10歳くらいの頃に母親が再婚し、義父とも一緒に暮らすようになったようです。両親の仕事の関係で何度も引っ越しを繰り返していたことから友人はほとんどいなかったようです。 中山さんは当時の暮らしぶりについて〈はじめましてとさようならはいつもセットだった〉と綴っていました。
プライベートを多く語らず、謎めいていたところも魅力の一つでした。 そんな中山さんが素の表情を見せた場所のひとつが、東京・笹塚にある焼肉店「にくる」でした。 妹の中山忍さんやバンドのメンバーらと一緒に月に一度は訪れていたそうです。 中山さんは店を訪れると、いつも定位置に座り、ホルモンやレバーと一緒にワインを楽しんでいたそうです。 シメには「すだち冷麺」を欠かさなかったといいます。 焼肉店の店長は中山さんはいつも元気で素敵なまとめ役だったと語っています。 突然の別れに今も多くの人がその笑顔を偲んでいます。