カレーハウス「ココイチ」が、またもや客離れを加速させる新メニューを発表し、ネット上で物議を醸しています。2024年9月以降、既存店の客数は5ヶ月連続で前年同月を下回り、累計で約5%の減少を記録しました。この背景には、原材料費や人件費の高騰による値上げが影響しており、特に2024年8月には平均10.5%の値上げが行われました。
同社の担当者は、持ち帰りやデリバリーの注文が減少したことが大きな要因と認めつつも、価格改定の影響を否定できないと語っています。ポークカレーは過去の値上げにより514円から591円に上昇し、さらなる値上げ後には646円に達しました。トッピングの価格も平均13.5%上昇しており、ポークカレーにロースカツを追加すると998円、チーズを加えると1262円という高額になってしまいます。この価格に対し、消費者からは「高すぎる」との厳しい声が上がっています。
新メニューとして発表された「ほぐして食べる粗引きキマカレー」は、税込み1300円という価格設定で、ネット上では「冗談か」との反響が続出。多くの人々が「半額でも高く感じる」と嘆いており、ココイチがこの状況を打破できるのか疑問視されています。
不景気の影響もあり、客が戻ることは難しいとの見方も強まっています。ココイチは果たしてこの逆風を乗り越え、再び消費者の心を掴むことができるのでしょうか。今後の動向に注目です。