中国の転売屋が再び日本の人気キャラクターグッズを買い占める事態が発生した。6月13日に発売されたサンリオとチー川のコラボ商品は、販売開始からわずか1分で完売となり、ファンからは怒りの声が殺到。転売屋たちは高額で商品をメルカリに出品し、ネット上は大炎上していた。
しかし、状況は急変した。サンリオは公式サイトで受注生産を発表し、転売価格は急落。これにより、多くの転売品が売れ残る結果となった。ファンからは「転売屋が駆逐された」との歓喜の声が上がり、今後の転売対策に期待が寄せられている。
コラボ商品の販売は、全国のサンリオショップやオンラインストアで行われ、人気のぬいぐるみやポシェットは、発売直後に全て売り切れとなった。実店舗でも、抽選に当選したファンが訪れた際には、商品がほとんど売り切れという悲劇が報告されている。
転売屋の買い占めは、特に中国のバイヤーによるもので、SNSでは「一人で大量に購入する姿」が目撃されている。これに対抗する形で、サンリオは事前抽選や購入制限を設けていたが、効果は薄かった。
今回の受注生産発表により、転売屋たちは在庫を抱え、価格は急降下。ファンたちは「転売屋に痛い目を」との願いを込めて、今後の対策を求めている。日本の企業が中国市場で利益を上げることは問題ないが、ファンが商品を手に入れられない現状を改善する必要がある。転売屋との攻防は続くが、サンリオの迅速な対応は一石を投じたと言えるだろう。