【ロサンゼルス=後藤香代】1968年に映画化された「ロミオとジュリエット」でジュリエット役を演じ、一世を 風靡(ふうび) した女優のオリビア・ハッセーさんが、27日に死去した。73歳だった。 ハッセーさんのインスタグラムで27日、「愛する人たちに囲まれ、自宅で安らかに息を引き取った」と発表された。米紙サンフランシスコ・クロニクル(電子版)は「死因はがんとみられる」と報じた。 ハッセーさんはアルゼンチン生まれ。日本国内では歌手の布施明さんの元妻としても知られた。
戦後、独創的なアイデアとお手ごろな価格設定で、一世をふうびした大阪の家電メーカー「船井電機」 最近では、アメリカの大リーグのスタジアムに掲げられた液晶テレビの広告も注目されました。 その船井がことし10月24日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受け、およそ550人の従業員は、その日に解雇を言い渡されました。 取材を進めると、破たんに至るまでの不透明な実態が明らかになってきました。 (大阪放送局 記者 谷井健吾) 突然の破たん 「船井電機が破産手続きの開始決定を受けた」 10月24日の夕方、信用調査会社が出した速報をうけ、取材が始まりました。 会社の広報にかけても電話には誰も出ず、大阪・大東市の本社へ急いで向かったものの、荷物を抱えて会社から出てきた従業員はことば少なでした。 その日、およそ550人の従業員に対して、解雇が言い渡されたということです。 元従業員 「前々から経営が危ないなと薄々みんな感じていたが、潰れるのは先かと思っていたので、きょうなんだという衝撃はあった。今までやっていた開発や、今後予定していた開発ができないのは残念」 ミシン卸問屋から“世界のFUNAI”へ 船井電機はミシンの卸問屋が前身です。 創業者の船井哲良氏は、ミシンの輸出で売り上げを伸ばし、その後、トランジスタラジオの生産も開始。 電機業界に参入します。 1961年、大阪に「船井電機」を設立。 テープレコーダーやラジカセの生産にも乗り出します。…