井上尚弥選手がラスベガスでの防衛戦で衝撃の逆転勝利を収めた。元王者辰吉丈一郎が語る驚愕の事実が明らかに。試合中、井上は2回のダウンを経験しながらも、冷静さを失わずにTKO勝ちを収めた。その試合は、ボクシング界に大きな波紋を呼んでいる。

5日に行われたWBA同級1位ラモン・カルデナスとの試合では、井上が2ラウンドでダウンを奪われたものの、驚くべき対応力でカウント8まで待ち、再起動した。その冷静な判断力は、技術と経験の結晶だ。辰吉氏は「普通の選手なら焦って乱れてしまうが、井上選手はしっかりと立ち上がった」と称賛を惜しまない。

しかし、これには一部からの批判も。WBC同級1位のアラン・キカソが「井上も人間だから負けることもある」とSNSでコメントし、メキシコ対日本の対戦を熱望する声が上がった。キカソは井上の弱点を見抜いたかのように再び試合を要求し、冷ややかな目で見られる状況にある。

井上の逆転劇は世界中のメディアで取り上げられ、アメリカ、イギリスでも大きな反響を呼んでいる。彼の右ストレートがカルデナスを捉えた瞬間、観客は一瞬の静寂から興奮に包まれた。井上選手の次なる挑戦に期待が高まる中、彼が今後も無敗記録を守ることができるのか、その未来に注目が集まっている。ボクシング界が井上に注目する時代が到来した。