直木賞作家で日本大学理事長の林真理子氏(70)が28日、テレビ朝日「徹子の部屋」(月〜金曜後1・00)に出演。「終活」について話した。
昨年70歳の古希を迎えた林氏。司会の黒柳徹子から「70歳になって周りの友達はお金を使うことにしたという」と振られた林氏は「皆さん貯めててもしょうがないって。結婚してない人も多いですから、海外に行ったりする人も多いんですけど、(亡くなったのが)父親が92歳、母が101歳なので、あと25年は生きる事になりそうなんです。それまで遊んで食べていくお金ありませんから、あと20年は働かなきゃいけないなって思って」と話した。
黒柳は「終活に向けて“新タケノコ生活”を始めたっていうのは…それは何なんですか?」と質問。林氏は「私たちの世代、バブルの時に買いまくった物ありますでしょ?今そういう物を売ってると結構いい値段になるので、私たち“新タケノコ生活”って言ってるんですが」と、終戦後、家計困難のためにタケノコの皮と1枚ずつはぐように、衣類や持ち物を売って生活費をした「タケノコ生活」にかけて笑った。
「この間、靴9足出したら9万8000円になったの。ラッキーっていう感じで、それでまた何か買えるんですけども。でも今、円安でブランド品はとても買えないですけど、ちょっとへそくりにしたりとかありがたいですね。洋服はそんなに高く売れないですけども、ちょっとしたコインだとかアクセサリーなんかも売ったりして、こう新タケノコ生活を今やってるということです。終活に向けて」と話した。
「楽しいですよね。今まで捨ててた物がこんなにお金になるんだと思うと非常にうれしいです」と林氏。「思い出があるけど次の所で幸せにどうぞ暮らしてという感じで。今インバウンドで大きいサイズも売れるんで本当良かったです」とした。